北海道で初詣と言ったら、有名なのは北海道神宮ですよね。
でも、琴似神社も良いところですよ。北海道神宮ほど混まないので穴場……なんて書いてる記事も見ましたが、いや、初詣は混んでますって。
旅行で札幌を訪れている方、札幌に引っ越ししてこられた方、縁結びと学問のパワースポット琴似神社に初詣に行ってみませんか?
ただ、真冬の北海道の神社はほかの土地では思いもつかなかった状況になっています。
本記事は真冬の北海道の初詣ってどんな感じなんだろうと興味のある方にも
へぇ~とか、うわぁと思ってもらえるかもしれません。
目次
琴似神社って?
琴似神社は札幌市西区琴似にある神社です。
主祭神は天照大神、豊受大神、大国主命、武早智雄神、土津霊神。
その人々は宮城県にある旧亘理藩から来ました。
ですので、亘理藩祖の伊達藤五郎成実公を武早智雄神として祭ったのです。
琴似神社は学問と縁結びにご利益があるとのことで、人気のパワースポットにもなっています。
※余談ですが……
最初の屯田兵が宮城県の亘理から来た人たちだったと聞いて納得したことがあります。
方言です。「いずい(=心地悪い)」「がおる(=ばてる)」といった宮城県でしか使われていないと思っていた方言がこちらでは普通に使われているんですよ。
どうしてだろうと思っていたのですが、そういうわけだったんですね。
普段の琴似神社の様子は?
初詣と年に2回のお祭りではかなり混みますが、それ以外は静かな神社です。
琴似の商店街の通りにあるにもかかわらず、一歩中に入ると外界と切り離されたような静かな空間に囲まれます。
上の写真でもお分かりの通り、大木がかなり茂っているのですが、真夏でもセミの声ひとつ聞こえません。
(元々北海道には真夏に鳴くセミはほとんどいないようですが)
空気もピシッとして背筋が伸びるような心地がします。
初詣の混みぐあいは?
混みます。元旦二日の午後などは初詣する人の列が神社の敷地からはみ出して、商店街までずらーっと並んでいます。
お参りするところまで1~2時間は並ぶんじゃないでしょうか。
晴れた日ならまだ良いのですが、吹雪だったりすると外で1時間以上も並ぶのはかなりつらいです。
なので行くなら午前中の早い時間がお勧めです。10時前とか。
うちの家族は二日の午前中10時くらいに行ってましたが、それでも40分ほどは並びました。
厳寒の中の初詣
さて、ここからはとある年の初詣の様子です。
この年も1時間近くは並んだと思います。
並んでいる間にきょろきょろとしていて、ふと気がつきました。
手水のある所が閉鎖されているんです。
そういえば、あまりに寒くて毎年思い出さなかったけど、初詣で手水使ったことなかったような……?
(真冬以外はちゃんと使ってますよ!それから宮城にいたころは初詣でもちゃんと手水使ってました!念のため)
そりゃそうです。この時期毎日が真冬日ですから。
水を止めておかないと凍ってしまいますよね!
でも、それじゃどうやって清めるんだろう?
毎年忘れていたくせに、思い出したら急に心配になるものですね。
でも、張り紙をよーく見たら
だそうです。
なるほど~!
って、払い幣(ぬさ)ってなに?
あまり詳しくない私は、並んでる時間を利用してスマホで調べました。
「払い幣とは」で調べたところ、このままの言葉では出てきませんでしたが
「幣」で出てきました。
神主さんがお祓いするときに手に持つ、あの白い紙で作られたバサバサーっとするやつなんですね!
ここで一番最初の写真をもう一度見てみますね。
分かりますでしょうか?
門の上部に幣がいくつもぶら下がっています。
この門を通って参拝するんですが、その時に必ず払い幣の下を通るようになってるんです。
ここを通ることで手水を使わなくても清められたことになるようです。
極寒の地は極寒の地でうまくシステムが?できてるんだなあと感心してしまいました。
アクセス
札幌市西区琴似1条7丁目1-30
JR琴似駅から徒歩約15分
駐車場数台分あり
まとめ
札幌市西区琴似にある琴似神社は、学問と縁結びのパワースポット。
初詣は午前中の早い時間を狙っていけば、そんなには混んでいません。
それでも数十分は並ぶと思って、温かい格好で行ってください。
カイロは必須です。
手水が止められていて使えない代わりに、払い幣の下を通ってお清めするという北海道の真冬ならではの体験ができますよ。
真冬の服装や靴についてはこちらを参考にしてください。
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