先日のウイスキーの記事とはまた別の観光系の記事になります。
NHKの朝ドラ「マッサン」で人気がさらに急上昇した国産ウイスキー。
その人気はウイスキーの原酒不足まで引き起こしました。
元々、工場見学の観光地としては大人気でした。
一度訪れてみれば「なるほど!」と思ってもらえると思います。
目次
ニッカウヰスキーとは
工場内の風景
ニッカウヰスキーとは、竹鶴政孝氏(マッサン)が「日本人に本物のウイスキーを飲んでもらいたい」という思いから立ち上げたウイスキーブランド。
政孝氏はスコットランドで本場のウイスキーづくりを学び、北海道余市町に蒸留所を建設、質にこだわったウイスキーを作り続けました。
そのウイスキーは世界的にも評価が高く、2007年には国際的なウイスキーコンテストであるWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)で竹鶴21年が世界最高賞を受賞しています。
主な受賞歴
WWA2007 竹鶴21年ピュアモルトが世界最高賞(ブレンデッドモルトウイスキー部門)
WWA2008 シングルモルト余市1987が世界最高賞(シングルモルトウイスキー部門)
ISC2009 竹鶴21年ピュアモルトがトロフィー(ウイスキー部門最高賞)受賞
WWAも同時受賞
※ISCとはインターナショナル・スピリッツ・チャレンジという国際的な酒類の品評会
WWA2015 竹鶴17年ピュアモルトが世界最高賞(ブレンデッドモルトウイスキー部門)単一ブランドで7回受賞(WWA史上初)
世界中が認めている美味しさということですね!
日本国内ばかりではなく、世界中が欲しがっているせいもあり、今、原酒が不足しているのです。
ニッカウヰスキー余市蒸留所の魅力
風景
余市蒸留所の魅力はなんと言ってもその風景です。
余市蒸溜所のキルン塔(第一乾燥塔)をはじめとする建造物9棟が、登録有形文化財(建造物)として認定されています。
敷地内に一歩入ったとたんに風景が変わります。
これは日本じゃありません。スコットランドですよ!
これは8月の写真ですが、ここは夏が一番きれいかもしれません。
工場なのでもちろんウイスキーを作る工程を見学しながら進んでいきますが、蒸留所の敷地内の雰囲気に浸ることができるところが一番の魅力だと思っています。
竹鶴邸です。
この中は玄関ホールまでなら中に入って見学することができます。
竹鶴邸の玄関ホール。
和洋がミックスされたオシャレな造りですね。
こちらはリタハウス。元の研究室があった建物です。
この中で、マッサンたちが国産ウイスキーを作ろうと日々働いていたのですね!
ウイスキー博物館
そして面白く見学できるのがウイスキー博物館です。
ウイスキーの作り方や分類の仕方を分かりやすく展示してあります。
数年前までは、ここにウイスキーの香りを試すコーナーがあったのです。
ふたを開けて若いウイスキーの香りと、少し年数の経ったものの香り、十分に熟成の進んだものの香りの3つを比べることができました。
それは素人にもとても分かりやすくて、大好きなコーナーだったんですが……。
数年前からなくなってしまいました。残念です。
また、竹鶴政孝・リタ夫妻についての展示コーナーもあります。
マッサンの書いたものすごく几帳面なノートに感銘を受けますよ!
きれいな字と絵でウイスキーの作り方が記されています。スコットランドで勉強した時のものですね。
絶対に美味しい本物のウイスキーを作ってやる!という思いが伝わってきます。
また、リタさんの日本での生活についても詳しく書いてあってとても興味深いです。
博物館奥には有料の試飲コーナーがあります。
無料の試飲コーナーとは別にこちらでは1杯ごとに代金を払って好きなウイスキーを飲むことができるようになっています。
他には
ニッカ会館2階ではウイスキーの試飲をすることができます。
ニッカ会館隣にはディスティラリーショップノースランド(売店)があり、ウイスキー以外にもオリジナル商品やチョコレート、ケーキなどお土産品をたくさん扱っています。
余市蒸留所の情報
電話 0135-23-3131
見学 午前9:00~17:00
無料
アクセス 車 札幌から約1時間(余市町まで高速道路が開通しました)
駐車場あり(広いです)
バス 小樽駅前バスターミナルから約35分
※小樽駅からのJRは本数が少ないので、バスの方が便利です。バスは10~20分に1本くらいの割合で出ています。
まとめ
ここまで記事を書いてきて気がつきました。
せっかくのウイスキーの蒸留所なのに、肝心のポットスチルや樽の写真を撮ってきていません!何度も訪れている場所なのに!
私にとっては行くたびに「日本に居ながらにしてスコットランド♪」の気分があがりすぎてしまうのかもしれません。
でも、ニッカウヰスキー余市蒸留所は国産の上質なウイスキーを作っている蒸留所です。ウイスキーの歴史とともにその景観を楽しむことができます。
大満足できる観光場所のひとつです!
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