北海道の大自然が生んだ牛乳……というと良くある宣伝文句みたいですが。
その中でも、牧場にこだわり、牧草にこだわり、加工にこだわって作られた牛乳を飲んだことのある人は少ないんじゃないかと思います。
なにしろスーパーではあまり取り扱っておらず、北海道に住んでいたってなかなか手に入らないんですから。
中には注文から3か月待ちなんていう牛乳もありました。
手に入れるだけでも一苦労ですね。
でも!一度飲んでしまったらその美味さにハマることは間違いありません!!!
なーんだ、牛乳か。と思う人にこそ飲んでみてほしいです。
目次
北海道の美味しい牛乳との出会い
北海道に来るまで牛乳はあまり好きではありませんでした。
飲めないことはないけど、別に美味しくはないよね?
って思ってました。
でも、衝撃を受けたのが北海道十勝の牧場のカフェでいただいたしぼりたての牛乳の味!
濃厚で甘みがあって、あまりにも美味しくてビックリを超えてホント衝撃的でした。
その時の衝撃の様子がこちらの記事。
それからは、札幌のスーパーでノンホモ牛乳を見かけるとついつい買ってしまうようになりました。
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ノンホモジナイズとホモジナイズの違い
ノンホモとはノンホモジナイズと言って牛乳を均質化していない製品です。
均質化していない牛乳は上部にクリームの層ができたり輸送に向いていないなどの理由で、普通はホモジナイズされることが多いです。
スーパーで売っているパックに入った牛乳のほとんどはホモジナイズされているもの。
略してホモ牛乳。給食ででた牛乳パックに書いてませんでした?ホモ牛乳って。
ホモとノンホモ両方の牛乳の特徴をまとめてみますね。
ホモ牛乳の特徴
均質化されているので、品質が安定していて大量生産に向いている。
価格が安い。
簡単に手に入る。(どこのスーパーでも売っている)
ノンホモ牛乳の特徴
牛乳本来の美味しさが保たれている。
均質化されていないため品質にむらができやすく上部にクリーム層ができる。
価格が高い。
扱っている店舗が限られている。
お腹がゴロゴロしにくい。
簡単ですが、ホモ牛乳とノンホモ牛乳の違いが伝わったでしょうか。
いろいろなノンホモ牛乳を飲んでみた
ここからは、手に入った各種ノンホモ牛乳を飲んでみての感想をお伝えします。
わっかない牛乳
放牧型・低温殺菌・ノンホモ・成分無調整
夏は牧草・冬は干し草を食べて育った牛
北の端、稚内はその気候が牧草を育てるのに向いており、日本でも数少ない放牧型酪農適地なのだそうです。
感想
割と癖のある味です。癖があると言っても獣臭いとかそういうのではなく、まるでミルキーのような風味と牧草の香りがあります。昔ありましたよね、ミルキーっていう柔らかめのキャンディ。
濃厚な風味をダイレクトに感じられる味です。濃くて美味しいです。
小林牧場物語さわやか牛乳
(写真は上を参照してください )
フリーストール牛舎・85℃/30分保持殺菌・ノンホモ
札幌市のお隣、江別市にある牧場です。牛たちを繋がずに自由に過ごせるフリーストール牛舎にしているのが特徴。
こちらは低温殺菌ではなく85℃/30分保持殺菌にしています。低温殺菌よりも乳臭さを抑えたスムースな味わいが出るのだそうです。
感想
確かにマイルドで癖のない味で美味しいです。非常に飲みやすいので誰でも好きになれそう。その反面インパクトはちょっと少なく感じるかも。
こちらはお値段も手ごろです。
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おこっぺ有機牛乳
低温殺菌・ノンホモ
化学肥料を使わない牧草地で育った牛
オホーツク海に面した興部町のノースプレインファームはカルシウムやミネラルを多く含む土壌だそうです。
ご当地牛乳最高金賞受賞
感想
癖が少なく飲みやすいのに濃い!まろやかでコクがあり飲んだ後に満足感を感じます。何度でも飲みたくなる後を引く美味しさです。
養老牛放牧牛乳(赤の大瓶)
低温殺菌・ノンホモ・びん入り(紙やプラスチックのニオイがつかないように)
農薬と化学肥料を使わない牧草。
知床連山のふもとにある養老牛(養老牛という地名なんですね!)は冬はマイナス30度にもなる場所。そこで365日放牧しているそう。
夏は台風の中で、冬は猛吹雪の中で育つ本当に自然なままの暮らしをしている牛たちです。
感想
牧草の香りをはっきりと感じる味。濃厚な旨みがあります。こちらも牧草の香りがするという点ではやや癖のある味です。でも美味い!濃厚なのにさわやかな美味しさです。
養老牛放牧牛乳(緑の小瓶)
感想
赤いのとは味が違いましたので、こちらの感想も別に。色で味が違うんでしょうか。
赤の大瓶タイプのものより、癖が少ないです。牧草の香りは弱いですが、その代わりものすごく濃厚な味がします。生クリームを飲んでるのに近いような。
個人的な好みでは私はこちらの方が好きかもしれません。
養老牛放牧牛乳は、ネット通販では現在注文から3か月待ちの状態です。
数が限られるうえに人気なんでしょうね。3か月待ってでも手に入れたい気持ちは良く分かります。この味を知っている人は待ってでも飲みたくなると思います!
私は札幌の取り扱いスーパーまで買いに行きますが、高価な牛乳なのに売り切れていることも多いです。
まとめ
どの牧場も牧草(とそれを育てる土)や牛の育て方、加工の仕方にそれぞれの強いこだわりがありました。
全部の牛乳の味が違うのも納得です。
どれも自信をもってお勧めできる美味しさでした!これ以上は好みの違いになると思います。
私が一番好きなのは養老牛放牧牛乳の緑の瓶のもの。次におこっぺ有機牛乳かな。どちらも濃厚だけど癖のないもの。
息子はわっかない牛乳と養老牛放牧牛乳の赤の瓶のものが気に入っていました。どちらも牧草の香りがするタイプのものですね。
今回、ひとつひとつの牧場の紹介を書くだけでも何千字にもなってしまうため、ホンの簡単な紹介しかできませんでした。牧場については機会があったらまたぜひ書いてみたいと思います。
※2021/3/17追記
ノンホモ牛乳を飲み始めて時間が経ち、現在では稚内牛乳が一番好きになりました。
元々牛乳が好きではなかったので、最初はクセのないものが好みでしたが、慣れてくるにつれて、インパクトのある牛乳に惹かれるようになったようです(^^♪
良かったらぽちっとしてください。