2月頃から3月にかけて見ごろを迎えることが多い流氷。
そろそろその季節になってきました。
北海道に来てからずっと見てみたいと思っていた流氷を見ることができたのは2017年の3月。
その迫力に圧倒され、体が震えるような感動でした!
一度はぜひ!見ておいた方が良いですよ!
目次
流氷とは
2月から3月になると北海道のオホーツク海沿岸に流れてくる海氷。
写真やニュース画像などで見たことがあると思います。
オホーツク海沿岸は海岸に沿って道路が通っているんですが、
その道路わきの海から水平線までずっと氷で埋めつくされます。
その光景は感動のひとこと。
目の前に広がる海。
そこを水平線まで、ずーっと、ずーっと、氷が埋め尽くすんです。
自然に対する畏怖というか、自分の想像をはるかに超えたものに感じる恐れに似たような気持ちを感じました。
これは、絶対に見てほしい。
寒さが心配な方もおられるかもしれませんが、私たちが行ったときはさほど寒くありませんでした。
ダウンコートを着て、てぶくろマフラーはしましたが、帽子はかぶっていません。
(家族写真が残っていて思い出しました)
3月後半だったことと天気が良かったこともあるのかな。
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流氷のできるわけ
流氷が生まれるのはオホーツク海です。
オホーツク海にロシアのアムール川という大きな川から大量の真水が流れ込み、海の表面の塩分が薄くなるのです。
オホーツク海は周りをシベリア大陸・カムチャツカ半島・千島列島・北海道などに囲まれているため、周囲の海から海水が入り込みにくい環境になっています。
なので表面の塩分の薄い部分が、そのままの状態に保たれるのです。
そこに冷たい風が吹いて海水を凍らせるのです。
こう書いた方が分かりやすいでしょうか。
\ 簡単に言うと/
アムール川の大量の真水
↓
オホーツク海の表面部分の海水濃度が薄くなる
↓
周りを大陸や島に囲まれているため他の海水が入りにくい
↓
表面だけ塩分が薄いまま
↓
氷ができやすい
なぜオホーツク海の上下で海水が混ざらないかは
コップに入れた水に塩を入れてあまり混ぜないで置いたら下の方の塩分が濃くなるよ
という解釈と同じだと思うのですが。。。
理科は一番苦手な科目だったので、間違っていたらご指摘ください。
流氷を見るなら情報収集を
道路のすぐ脇に海があるのですが、すぐ道路際まで流氷が来ています。
見渡す限りの氷の海。
これは、体が震えるほどの感動でした!
この写真は2017年3月の斜里町の海岸です。
でも、同じ日の網走市の海岸では流氷はほとんど見られませんでした。
それだけで状況が全く違うのです。
流氷がいつ・どこに・どう接岸しているかは、毎年違うし、もっと言えば毎日違います。
事前に流氷についての情報をチェックしておくことが重要です。
私は毎日のようにこちらの「第一管区海上保安本部海氷情報センター」のページをチェックしてから出かけました。
第一管区海上保安本部海氷情報センター
こちらの最新の海氷速報から情報が得られます。
流氷が接岸しているのかどうか、接岸しているとしたらどの場所に観に行けばよいのかが分かります。
あらかじめ旅行を予定していた日に、出かけた先で流氷が全くなくても、少し移動すれば一面の流氷が見られることもありますよ。
運が良ければアザラシも
流氷の上にはアザラシがいて子育てをしていることもあるそうです。
私たち家族も、必死で目を凝らしてアザラシやオジロワシなどを探してみたのですが、残念ながら見つからず。。。
機会があったら、また探しに行ってみたいです。
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流氷観光船「おーろら」と「ガリンコ号」
流氷を陸から見るのも良いですが、砕氷船に乗って氷を割り進みながら観光するという方法もあります。
船なら流氷が岸部まで来ていなくても、沖に見に行けるのも良いですよね。
まとめ
オホーツク海の流氷は2~3月ごろが見ごろです。
目の前に広がる海が一面氷で埋め尽くされる迫力は言葉にできないほど。
一度は絶対に体験してほしい感動です!
その年によって流氷の見られる時期や場所が違いますので、細かく情報をチェックしてください。
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