今週からNHKの朝ドラ「エール」が始まりました。
主人公は、福島県出身の作曲家・古関裕而さんをモデルにしています。
その少年時代を演じている子役・石田君を見ていて、感じること。
あの子、天才なんじゃないだろうか!
目次
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作曲家・古関裕而さんとは
主人公・古山裕一のモデルになっているのは、福島県出身の作曲家・古関裕而さんです。
名前を知らない方も、絶対に古関さんの作った曲は知っているはず。
東京オリンピック・マーチ
などなど。生涯に作曲した数は5000曲にもなるのだそうです。
主人公・古山裕一の子供時代
主人公・古山裕一の子供時代を演じているのが、石田星空(せら)君です。
どこまで史実と合っているのかは分かりませんが、子ども時代の裕一には、吃音障害がありました。
他人の前に出ると、うまく発声ができなくなるのです。
この様子を見るたびに、どうしても思い出す子どもたちがいます。
仕事で担当していた子どもたちのことです。
担当した子どもたち
私が、発達障害のある子どもたちを相手に仕事していたのは、約10年間。
吃音の子ではありませんが、他人の前に出るとほとんど話ができなくなる子たちを担当したことがあります。
場面緘黙(ばめんかんもく)と言って、家の中では普通にしゃべることができるのですが、一歩外に出たり、または、苦手な場面に出会ったりすると声が出せなくなってしまう症状です。
ほとんど話ができなくなる子を2人(A君・B君どちらも4年生)、とても小さい声でなら話せる子1人(C君・1年生)を、同時に担当していた時期がありました。
(イニシャルにするとかぶっちゃうので、ABCですみません)
A君、B君とコミュニケーションをとるのは筆談になります。
私は普通にしゃべるけど、返事は紙切れに書いてもらうんです。
ところが、B君はそれでOKなんですが、A君は書字障害も持っていたため、書いてくれた文字を判別するのも一苦労でした。
みんな、ひとつだけじゃなくて、いくつも症状を合わせて持っている子が多かったんです。
それでも、どうにか楽しく勉強を進めていくことができました。
A君のことは、1年生の時から4年生になるまで担当しました。
担当した期間が長かったので、3年生になるころには私も準家族として認めてもらえたのでしょうか、私にだけは小声で話をしてくれるようになりました。
彼の素晴らしく難解な文字を解読できるのも、また、私だけでした。
担当していると、どの子も自分の子供みたいに可愛くなるんですが、やっぱりこのA君は、ここ数年間の中で一番心に残っています。
(その後、彼は、お家の都合で引っ越して行ってしまいました)
石田君の天才さ
古山裕一役の石田君を見ていると、この子たちのことが思い出されて仕方がありません。
一生懸命、しゃべろうとしてるんだけど、思うようにいかないところ。
あきらめて、笑顔でなんとかコミュニケーションを取ろうとしているところ。
そして、何といっても困ったときの、視線のさ迷わせ方なんかが、特に彼らそのものなんです。
この演技すごい!
石田君って天才なんじゃないだろうか!
毎回、そう感じさせられています。
石田君の持っている透明感みたいなものも、A君とC君にそっくりです。
楽しみなエール
ずっと見ていたい気持ちになっていますが、子ども時代なので石田君が出演するのは、あと少しだけなんでしょうね(もしかして、もう終わりだったりして?)。
声フェチの私は、ナレーションの声に聞きほれてしまって内容が頭に入ってこない、なんてこともありますが(笑)、ストーリー自体もとても面白そうで、これからの展開が楽しみです。
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