数年前に足の裏の手術をしました。
10年以上前にできた右足の裏のホクロが、2~3か月のうちにどんどん大きくなってきたのです。
今回は、私の経験談です。足裏のホクロが急に大きくなり、どうもアヤシイ見かけをしていると気が付いてから、診察、入院、手術、そして退院してからのことなどを書こうと思います。
・足の裏のホクロが急に大きくなった
・ホクロの形が左右対称じゃない
・色がまだらだ
・診察を受けた方が良いのか迷っている
・足裏の手術ってどんな感じ?
・手術をするとどうなるの?
・後遺症が残るかもしれないと言われてしまった
などが気になっている方、良かったら参考にしてください。
長くなりそうですので、数回にわたってお伝えすることになりそうです。
目次
- はじめに
- ホクロができた
- ホクロが大きくなっている?
- 「これはアヤシイものなのか」ネットで情報を得る
- 悪性の条件にほぼ当てはまってショックを受ける
- 病院はどこに行けば?
- 最適な病院があった!
- 足の裏のホクロを手術した話①まとめ
スポンサードリンク
はじめに
私がブログを始めたときに「これだけは伝えたい、書きたい」と思っていたことがあります。
ひとつは東日本大震災のときの経験。
自分でも忘れないうちに書き留めておきたかったし、私の経験を通して防災の準備をする参考になれば良いなと思ったからです。
もうひとつが、この足の裏のホクロを手術した時の話。
私自身が、どう判断して良いのかわからず、かなりネット上の経験談にお世話になったからです。
あの時は、本当に本当に助かったし、心の支えにもなりました!
なので「次は私の番だ」と思っていたのです。
書き始めたら絶対に何記事にもなって長くなりそうなので、手を付けられずにおりましたが、ここから少しずつ書いておこうと思います。
ホクロができた
最初に足の裏にホクロができたのは、今から15年以上前でした。
お風呂に入っているときに気が付いたんだったような気がします。
あれ?こんなところにホクロができてる。
足の裏のホクロは良くないっていうよな~。
大きくならないか定期的にチェックしておこう。
「足の裏のホクロは、急に大きくなったりしなければ大丈夫なので、経過をときどきチェックすればよい」とテレビで見たことがあり、たまーに思い出したときにチェックするようにしていました。
しかし、特に大きさも色も変わることはなく……10年以上の月日が過ぎていきました。
ホクロが大きくなっている?
5年ほど前の2~3月ごろだったでしょうか。
寝る前のストレッチをしているときに、足裏が目に入り「あれ?」と思いました。
このホクロ、こんなに大きくなかったよね?
いつの間に大きくなっていたのか。しばらくチェックしていなかったため、急に大きくなったのか、少しずつ大きくなっていたのか分かりません。
ちょっと気をつけてみてみよう。
そのときは、そう思っただけでした。
しかし、2週間ほどでまた大きくなったような気がしました。
そこで今度はサイズを測っておくことにしたのです。
そのときで直径4㎜くらいかなあ。
また数週間後に測ると5㎜に近くなっていました。
明らかに急に大きくなっています。
こ、これはヤバいのでは???💦
そう思った私は、ネットで情報を集めまくることにしました。
「これはアヤシイものなのか」ネットで情報を得る
必死でいくつもの信頼できる記事(病院関係からの記事)で、情報を集めると、ほぼ全てのお医者様が同じようなことを書いておられました。
このような内容です。
悪性黒色腫(メラノーマ)を疑うポイントとしては以下の5つがあります。これらのうち4つ以上あてはまると悪性を疑う必要があり、2つ以下の場合は良性、つまり色素性母斑(ほくろ)と考えて良いといえます。
1. 形:ほくろは円形や楕円形であるのに対し、メラノーマは整った形をしていない。
2. 境目:ほくろはくっきりしているのに対し、メラノーマはギザギザ、ぼんやりしている。
3. 色:ほくろは均一であるのに対し、メラノーマはむらがある。
4. 大きさ:ほくろは6ミリ以下であるのに対し、メラノーマは6ミリ以上ある。
5. 隆起:一部のほくろは隆起するが、メラノーマは進行すると隆起する。
今回は、東邦大学の記事から引用させていただきました。
皮膚がんの早期発見で覚えておきたいこと~ ほくろと悪性黒色腫(メラノーマ)の5つの見分け方 ~ | プレスリリース | 東邦大学
悪性の条件にほぼ当てはまってショックを受ける
さあーーーっと血が引きました。
そのときの私のホクロは、
1.左右対称でなくいびつな形をしている
2.端の方はギザギザして境目が分かりにくい
3.ところどころ色の濃い場所とうすい場所がある
4.その時点で5.5㎜ほど
5.隆起はしていない
と、4以外はほとんど当てはまっていたんです。
ネット上には、さまざまな病変した患部の写真も載っていて、見れば見るほど血の気が引いていきました。
中には、直径が6㎜を超えると転移の可能性が高くなる、なんて文章も見つけてしまい、大慌て💦
このスピードだと、もたもた迷っているうちに6㎜超えちゃいそう!
とにかく病院に行こう!
病院はどこに行けば?
受診するのは皮膚科なのでしょうが、私は札幌に来てからほとんど皮膚科に通ったことがなく、かかりつけ医を持っていませんでした。
またまた、ネットで情報を集め始めます。
自宅からそこそこ近くて、検査してくれそうな病院は……と。
そのときに重要視した条件が2つありました。
ダーモスコープのある病院で、入院できる設備のある病院です。
1.ダーモスコープのある病院を
足裏のホクロについて調べているときに、ダーモスコープという物の存在を知りました。
虫メガネのような顕微鏡のような物らしく、ダーモスコープを使えば、かなりの高確率で「見ただけで悪性かどうか診断できる」そうです。
ダーモスコープがない小さな病院だと、組織を切り取って調べることになるそう。
なので、第一条件としてダーモスコープのある病院を探すことにしました。
2.入院できる病院
さらにいろいろな方の体験談を読ませていただくと、手術した場合しばらくの間は歩けなくなるとのこと。
足裏を地面につけられなくなるようなのです。
家で看病してくれる人がいるなら大丈夫ですが、そうでない人は入院した方が良いとのことでした。
私が読ませてもらった体験談では、個人病院で手術したため入院しなかった方が、傷口の消毒のために病院に通うだけでも、とても苦労しておられる様子でした。
私は家では日中ほぼひとりです。歩けなければ、家事どころか食料を買いに行くこともできません。
足裏が使えないということは、車の運転もできないでしょう。
消毒のために毎日病院に通うのも難しそう。
というわけで、入院設備のある病院を探すことにしました。
最適な病院があった!
確かこの頃、法律が変わって、紹介状なしで大きな病院を受診すると5000円程度の料金を取られることになったばかりでした。
でも、私の心の中では
・ホクロがどんどん大きくなっているので大急ぎで受診した方が良さそう
・どうせ疑わしいホクロなのは分かってるので、町のお医者さんに行っても「大きな病院に行ってください」と言われるだけだろう
・紹介状にお金がかかるのかは分からないけど、町のお医者さんに初診料を払うことになるのと、大きな病院で5000円払うのと、それほど違いはない
と、感じていました。
かかりつけの皮膚科があれば別ですが、ないので、直接大きな病院を探すことにして、ネットで検索しました。
あった!
探し始めてすぐ、私の家からさほど離れていない所(地下鉄の駅で4つほどかな)に、皮膚がんの治療では日本でもダントツの病院があったことが分かりました!
さっそくその病院に、電話で予約を入れて、行ってみることにしたのでした。
足の裏のホクロを手術した話①まとめ
足の裏のホクロが急に大きくなり、それがどうも限りなく皮膚がんっぽいと分かり、どんな病院が良いのかを探したところまでをお伝えしました。
ネット上のどの情報を見ても、ほぼ自分の状況に当てはまると知ったときの恐怖といったら!
あの頃は、医学的な情報のページだけでなく、ひたすら手術を経験した方の体験談をも読ませていただいてました!ありがとうございました!(ってここで書いても、伝わらないでしょうけど(^^;))
最後にひとつだけ。病気に関することは、素人が書いている記事ではなく、大きな病院や医学会(というのでしょうか)が発表している内容を、複数比べてチェックして下さいね。
個人のお医者様が書いている記事も、ときにはあてにならないこともあるようです。
ネット上にある情報は、玉石混合ですから。
私の記事も「ひとりの経験談」くらいに聞いておいてください。
続きはこちらです⇓
スポンサードリンク