旧ソ連の宇宙船「ミール」をご存知ですか?
これが北海道の苫小牧市にある苫小牧市科学センターに行けば見ることができるって知ってました?
しかも 無料で。
ちゃんと中にも入れます。
宇宙船の中のキッチンやプライベートルームなんかも全部見れてしまうんですよ。
目次
ミールとは
はじまりは……なんだったんだろう?
何かの記事で見つけたのだったか何だったか。
ロシア(旧ソ連)の宇宙船が苫小牧で展示されていると知りました。
ミールとは1986年2月に旧ソ連が打ち上げた世界初の長期滞在型の宇宙ステーションです。
本体には6個のドッキングポートがあり、巨大な居住空間を確保することができるようになっていました。
それが見られるなんて!
ネットで場所を確認し、ゴールデンウイークを利用して家族で出かけることに。
こんな近場で話題になった宇宙船が見られるなんて、理系の息子はもちろん、私たち夫婦もワクワクです。
札幌から車で1時間半ほど。
駐車場は、ゴールデンウイークの割にはがらんとしていました。
屋外展示の機関車やロケットなどを眺めながら、館内へ。
まずは気になっているミール展示館に行かねば!
感動のミール展示館
ミール展示館は吹き抜けになっており、まずは2階の回廊から全体を眺めることができました。
これは、宇宙に実際に行ったミールの予備機です。
それを旧ソ連から日本の会社買い取り、他の会社を経て、苫小牧市が寄贈された物だそうです。
予備機とはいえ、本物の宇宙船です。
感動しつつ、下へ降りていよいよ中へ。
この階段から中に入れるようになっています。
中には、用途別の小部屋がたくさんありました。
ドッキングポートにトレーニングマシン。
このトレーニングマシンですが、宇宙で筋力が落ちないように、これを使って毎日2時間のトレーニングが義務付けられていたとのことです。
写真左。
ここは一応キッチンになるんでしょうか。
オーブンの形が独特で面白かったです!
右側の写真。
プライベートルームです。
無重力対応ベッドがあります。最初ベッド(というか寝袋ですよね)が縦についててギョッとしました。
いやいやいや。無重力だから、大丈夫なんだな。
頭ではわかってても、なかなかピンとこないものですね。
個室の中では、音楽を聴いたり読書をして過ごしていたらしいですよ。
それにしても、この機械のデザインに時代を感じますね。
機械も進化してますが、きっと宇宙食も進化してるんだろうな。
大人も楽しい屋内展示
ミールを見終わり、次は屋内展示室へ。
屋内展示は1階と2階にありますが、子どもが楽しく遊びながら学べるコーナーがたくさんありました。
凹面鏡や凸面鏡などいろいろな鏡が張り巡らされている中に入る鏡の部屋。
色のついたライトを当てて、混ぜるとどうなるかを体験する光の三原色について実験できるコーナー。
その他、大人もついつい夢中になるコーナーが30種類近くありました!見ごたえ(遊びごたえ?)のある展示室です。
ここでは、我が家は家族それぞれ好きな実験に挑戦しつつ遊びまわりました。
全部回ると1時間くらいは楽しめたと思います。
これで無料はコスパが良すぎる。
面白かったぁ!
苫小牧市科学センターについて
場所はJR苫小牧駅から徒歩20分程度。
車なら札幌から約1時間半、千歳から約40分。
開館時間 9:30~17:00
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は次の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入場料 無料
駐車場 20台分あり無料
※科学センターにはカフェなどは併設されていません
詳しくは苫小牧市科学センターホームページへ
まとめ
苫小牧市科学センターは、旧ソ連の宇宙船「ミール」を見学することができる施設です。
展示は、展示室・屋外展示・ミール展示館・プラネタリウムとありますが、なんとすべて無料で見学できます。
ミールを見るだけでも楽しいですが、体験型の展示室が予想以上に面白かったです。
私たちが訪れたのはゴールデンウイークですが、混みあうこともなく寂しくない程度に人がいたという印象です。
新千歳空港までも近いです。飛行機や船まで時間が余った時、登別などへ行く途中にも、季節を問わず気軽に立ち寄れる観光場所です。
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