新型コロナウイルスの対応策として、学校が休校になったお家も多いと思います。
そして聞こえてくるのが、「ヒマだ」「出かけられないし、やることない」の声。
毎日これじゃあ、お家の方もストレス溜まってしまいますよね。
今日は、いつも塾やら部活やらで時間のない子どもたちが、せっかく自由な時間をもらえたんだから、とことん使ってみませんか?というお話です。
教育関係の仕事を10年やっていた私の魂が、ウズウズしてしまいました。
ヒマでネットをさまよっている子どもたちや、毎日大変で、どうにかしたいと感じているご家族の参考にしていただけたらと思います。
目次
- 自分で考えられない子どもたち
- 好きなこと、興味のあることをとことん追求しよう
- 自分の「好き」を見つけよう
- 「好き」をとことん追求しよう
- 「好き」を極める例
- 親が決めない
- 初めは好きが分からなくてあたりまえ
- まとめ
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※青い文字は、小中学生のみなさんへ
自分で考えられない子どもたち
休校になった子どもたちから聞こえてくる「ヒマ」「やることない」の声。
毎日、ニュースを見ていてとても気になりました。
中学生になるうちの姪も、同じ状態のようです。
だって、いつもいつも宿題とか、塾やら部活やらで忙しかったのに、ようやくフリーな時間がもらえたんだよ!?
たぶん、子どもたちは、いつも「アレしなさい」「次はコレ」と言われ続けているため、自分で自分の行動を考えるのが苦手になってしまったんでしょうね。
自粛と言われているのに、友だちと繁華街に出かけたりして、周囲から冷たい視線を浴びなくたって、やれることたくさんあるのに。
せっかく休校になったんだから、やってみたいことに、ちょうせんしませんか?
好きなこと、興味のあることをとことん追求しよう
好きこそ、ものの上手なれ
という言葉がありますよね。好きなことに取り組むのって大切です。
例えば、学校の勉強は5教科まんべんなく勉強しないとないけど、
「本当は算数をもっともっとやりたいのに」
「勉強の科目じゃなくて、工作が好きだ」
と思っていることはありませんか?
(もしくは、子どもさんがそう言っていたことはありませんか?)
それを好きなだけやってみられるチャンスです!
あなたの好きなことは何ですか?
自分の「好き」を見つけよう
まずは、自分の好きなことは何なのか、考えてみましょう。
すぐに見つからなくても、じっくり考えてみるだけでも良いと思います。
自分の心の声を聞く時間も大切です。
今まで忙しくて、そういう時間もなかったと思うから。
「好き」をとことん追求しよう
好きなことをやっているうちに「あれ?これはどうして?」って不思議に思うことが出てくることはありませんか?
それを調べてみるのも良いですね。
調べるのめんどくさい。楽しく遊ぶだけがいい!
そう思う人もいると思います。それならそれでも良いと思います。
その場合は、どんなところが楽しいのかをちょっと考えてみるのも良いですね。
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「好き」を極める例
どんなことができるかの例を、あげてみたいと思います。
小学校低学年から中学生くらい向けまで、混ざっています。
ゲーム
「好き」の一番に出てきそうなのが、ゲームでしょうか。
よく「ゲームばっかりやって!」って叱られてしまうこと、ありますよね。
確かに、ゲームを続けてやるのは目にも良くないので勧められません。
我が家でもゲームは1日1時間までと決めていました。
じゃあ、1時間が終わってしまったらどうしましょう。
・次の攻略方法を考える
・このゲームのどんなところが面白いのか考える
・どんな人が作ったのか考える
・プログラミングの本を読んで、自分でも作れないか考える
小学校高学年や中学生なら、プログラミングの勉強を自分でできそうですよね。
レゴ
レゴやブロック、パズルなどが好きな人も多いのではないでしょうか。
これは、とても勉強の役に立つ遊びです。
うちの子は、小さいころひたすらレゴをやっていた時期がありました。
レゴなどの遊びは空間認識力を育んでくれます。
これをやっているかいないかで、学習の習得力の差は大きいです。
特に図形とか。
あ。折り紙も非常に良いと思います。
私は、主に発達障害のある子どもたちを相手に、学習指導していた期間が長いのですが、折り紙はよく取り入れていました。
教科書などの紙の上の勉強だけよりも、実際に折ったり作ったりする方が断然身につきます。手を器用に動かす訓練にもなります。
でも、肝心なのは楽しくやるということ。
勉強の役に立てよう!とは思わないことです。
楽しくないことは、身につきません。
お料理
お料理もとても勉強の役に立つと思います。
同じ時間ゆでても、ニンジンと大根はどちらが早く煮えると思いますか?
いつもお料理を作っているお家の方は、それを計算して切ってるはずですよ。
お料理するって、すごく頭を使うんです。
お休み期間は、お料理にちょうせんする良い機会です。
ただし、お家の方と相談して、まだひとりでは火や包丁を使えない人は、大人の人と一緒に取り組んでくださいね。
私はお料理は科学だなあと良く思います。
ニンジンと大根ならニンジンの方が煮えにくいから、大きさをどう切ったらよいか考えたり、固い材料を切るときは包丁の根元を使った方が切りやすいと気が付いたりするのって、物理っぽい気がします。
砂糖や塩の量を測って加えるところなんて、まさに化学の実験みたい。
お料理をしているうちに、できたものが冷めると塩味が強く感じるのはどうしてだろう?という疑問が出てきたとします。
それを調べるのって素晴らしい学習ですよね。
図書館で本を借りても良いし、図書館が閉鎖中なら、今はインターネットがあります。
自宅に図書館があるようなものですよね。
インターネットで小学生に調べ物をさせるときは、Yahoo!きっずなどを使うと安心です。心配なページが出てきませんから。
ただし、ネットで得られた情報は、正しいものばかりではないことを教えてあげてください。
詳しくは、こちらを参考にしてください。
調べものならこちら。
親が決めない
ここで重要なのは、子どもが取り組む内容について親が決めてしまわないということです。
あくまでも子ども自身に考えさせましょう。
その考える時間も、貴重な体験です。
最初は、うまく決められないかもしれません。
悩んだ挙句、「トランプ」と言い出して、親が付きあわなければならない時もあるでしょう。
でも、ちょっとだけでも付きあってあげてほしいです。
そして、トランプのどこが楽しいのかを尋ねてみます。
「次に何のカードが出るか分からないところ」
と、答えたとしたら
「じゃあ、次々トランプをめくる面白いルールのゲームを考えてみようか」
と、提案してみるのも良いと思います。
子どもによっては、自分でトランプのカードをひとそろい絵で描いてみたいと言い出す子もいるかもしれませんね。それは美術系に興味がある子なんでしょう。
あくまでも主体は子どもで。
親は、その様子を見守りつつ、時々ちょっと選択肢を出したりして手助けしてあげれば良いんじゃないでしょうか。
もちろん、子どもがやりたいと言ったことが、放って置いたら家が燃えちゃう!なんてことだったら、ストップかけてくださいね(笑)。
でも、親の方から「それはダメ」「こっちをやりなさい」と決めるのはナシにしましょう。
初めは好きが分からなくてあたりまえ
初めは、自分の興味のあることが分からないかもしれません。
「工作やってみる!」
と言って始めたのに、すぐにやめて他のことをやりだしたり。
その時は、どんどん次のことに挑戦してみたら良いと思います。
自分の「好き」に巡り合えるまで。
大人だって、自分の本当に好きなことって、案外分かっていない場合が多くないですか?
私は、昔から英語の学習で苦労したことがほとんどなく、得意な方だったと思います。
ずっと、自分は英語が好きなんだと思っていて、英語科の教員免許を取りました。
でも、10年前くらいから、段々と気がつきはじめました。
英語は好きってほどではなかったことに。嫌いではないんですけどね。
仕事をしていて分かりました。私が好きなのは障害児教育だったんです。
勉強していても楽しいんですよ! 教えていると、もっと楽しい!
大学を決めた高校3年生のころに戻りたい気持ちです。
まとめ
せっかく自由に使える時間ができたんだから、「ヒマ」「やることない」なんて言わずに、自分の「好き」なことを探して、どんどんやってみましょう。
子どもさんが、夢中になれることを見つけてくれたら、お家の方も少し楽になりますよね。
それに、もしかしたら将来、その分野での専門家になるかもしれません。
親子で夢が膨らみますね。
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