日本の北の端っこの町には、とても不思議な魅力がありました。
北海道の中で、もう一度訪れたい場所を思い浮かべた時に、一番先に浮かんできたのが稚内です。
遠くてなかなか行けないから、という理由もありますが、この町にいるとなんだか今も樺太がすぐそこに存在しているような、そんな気持ちにさせられたんです。
稚内までの道中も、素晴らしい景色の連続でした!
目次
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札幌を出てオロロンラインを北上
札幌から稚内へ向かうには、日本海沿いに続くオロロンラインを使うのが一般的です。
景色も良いし、途中には、甘エビで有名な増毛町、おびら鰊番屋、国稀の酒蔵などなど、観光名所がずらりと並んでいます。
おびら鰊番屋のニシン丼は最高でした!
全部紹介すると、稚内にたどり着けませんので、本日は途中の素晴らしい景色だけご紹介。
オロロンラインを北上している途中の景色です。
この海は日本海。ずーっとこんな景色を見ながら車を走らせていきます。
絶景が続き、夕陽が美しく見えるだろうと思われるこの場所には、キャンプ場もありました。
この日は、さぞ綺麗な夕陽が見れたでしょうね。
さて、この辺りは風が強いことが多いのでしょうか。
風力発電の風車が多く見られました。
見ごたえありますね!
そして、お気づきでしょうか。
どこまでも真っすぐに続いている道に。
どこまでもどこまでも真っすぐ。
しかも周囲には何もありません。
いえ、確かここは湿原だったと思うので、正確には、周囲には湿原が広がっています。
札幌から稚内へ向かって3分の2から4分の3くらい北上したところです。
この辺りから道路は内陸の方を通り始めます。
合わせるように天気も曇ってきてしまいました。
ノシャップ岬
そして到着したのが、ノシャップ岬です。
北海道の北の端っこには、有名な岬が2つあります。
ノシャップ岬と宗谷岬。
北海道の北の端って二股になってるの分かります?
その内の左側がノシャップ岬です。ほんのわずかの差で日本の最北端の地位を逃しています。
遠くに見えているのは、利尻島。
曇ってきてしまい、その上、風が強くて寒かったです。
これは、8月の後半ですが、寒かったです。
稚内市内へ
稚内市内に到着したのは、確か午後3時過ぎころ。
途中、休憩やミニ観光しながらではありましたが、札幌を出てから8時間くらいかかっています。距離にして約330km。高速はありませんので、ずっと一般道です。
樺太が日本だった時代の資料がたくさんあって、タイムスリップしたような気分を味わえました。
ここの写真が、残念ながらないんですよ!
なんで撮らなかったのか、悔やまれます!
ロシア料理
夕食は楽しみにしていたロシア料理のお店に行きました。
我が家は予約してから行きましたが、人気店らしく、店内はすぐにいっぱいに。
ボルシチとピロシキともう一つは、忘れちゃいました!ごめんなさい。
どれもみんなすごい美味しかった!
ロシア料理ペチカさん。
今、調べたら閉店されてしまったようです。残念。
稚内にもう一度行きたい理由のひとつが、このお店だったんですが。
宗谷岬
翌日は晴れることを願いながら、宗谷岬へと向かいました。
この旅行の目的のひとつが、息子の希望の「ロシアの陸地がみたい」だったので。
ホテルを出たところで、不思議な場所を発見!
なんか日本じゃないみたい。
ぽつんと置かれたバイクも気になります。
空は曇り。
晴れ具合を気にしながら宗谷岬へ。稚内市内から約30㎞ほど離れています。
宗谷岬へ到着!
朝の9時くらいだったと思うんですが、結構人が来ていました。
さすが観光名所!
ここが、日本の北の端っこです。
なんか、感慨深いものがありますね。
そして、空模様ですが、曇ってはいるものの水平線のあたりだけ晴れてる!
霧もないようです!
これは、見られるかな?
見えましたーーー!!!
樺太で、サハリンで、ロシア!
あそこが、かつては日本であり、今はロシアになっていて、いろんな人がいろんな思いを抱きながら暮らしている(いた)場所なんだなあ。
すぐ、そこがロシアだというのを実感いたしました。
これは5年前の旅行の話なので、当時は知りませんでしたが、
これ、ゴールデンカムイのファンになってからだと、また別の感慨がありますね。
まとめ
美しい日本海の景色があり、北の端っこの郷愁めいたものがあり、樺太の歴史を身近に感じることができ、遠いロシアを近く感じることもできる。
日本の北の端への旅は、時にタイムスリップを伴う、とてもステキな時間でした。
もう一度、体験したいなあ。
私の遠くへ行きたい場所は、宗谷岬であると同時に、樺太なのかもしれませんね。
緊急事態が解除されましたので、久々に旅行関係の記事でした!
今週のお題「遠くへ行きたい」
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