これは先週末、ホワイトアウトしているときの国道の様子です。
まったく前がどうなっているのか分かりません。
もちろん私が助手席から撮った写真です。ピントがぼけてるんじゃないんですよ。
実際はこの写真より、もっと何が何だか分からない状態でした。
本日は、北海道の冬の自然、雪と闘う毎日のリアルな体験談です。
目次
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先日、お友達ブロガーのウナギーヌ・ユーコさん(id:happyunagi-yukoさん)が「雪景色を観たい」とおっしゃっておられました。
で、ハッと気がついた。
「毎日毎日代わり映えのしない」雪景色なんて、誰も見たくないだろうなあ。
と思ってましたが、観てみたいという人もいるのかも?って。
ということで、本日は雪と闘う北海道民のリアルな日常をお伝えしようと思います。
雪景色って
北海道の雪景色と聞いたときに、どんな景色を思い浮かべますか?
こんなイメージでしょうか。(写真素材をお借りしてきました)
青空と雪の白の対比がすっごくキレイですね。
確かにこんな景色が見られるラッキーな日もあります。
でも、実際のところ、ほとんどの日はキレイな景色は見られません。
大抵毎日雪が降ってるから。
(地方にもよりますが、私のいるあたりは豪雪地帯なのです)
こちらは、先日私が撮った雪景色です。
キレイな雪景色を撮ろうとしたけど無理でした(^^;)
こっちが日常に近い景色ですね。
久しぶりにお日様見たいなあ~って感じの日々。
では、豪雪地帯の日常をお伝えしたいと思います。
朝は雪かきから
毎晩天気予報を見ながらビクビクしています。
雪雲の流れ具合や降雪予報は重点的にチェック。この際、気温はあまり考えません。どうせ毎日真冬日ですしね。(雪かきする時間帯はマイナス5~マイナス10℃くらいが多いです)
早朝の雪かきは大体毎日あります。
夜のうちに降った雪の量で、朝の雪かきの大変さが変わってくるんですよ。
では、ある日の朝の様子をご覧ください。
※注1.我が家がある場所は普通の街の中です。山ではありません。
※注2.画面の中で一部白かったり水色だったりするのは、背景を消している部分です。
駐車場に行ってみると車が雪に埋まっています。一晩でこれくらい降りました。
車の前に回ってみると、こんな状態。
今から車を掘り出さなければなりません。
車にエンジンをかけて温めながらやりたいところですが、まずドアに近寄るための道づくりからです。
道を作っている途中です。
ドアまで近寄れるようになったら、私が雪かき用の棒でドアの雪を払い落とします。
主人が車に乗り込んでエンジンスタート。
そこからは、私が車の雪を落とす係で、主人は周辺の雪を除ける係で担当を決めています。
この日は、ふたりがかりで30分ほどかかりました。
私が雪かき棒と呼んでいる物はスノーブラシという名前らしいですね。
主人が使うのはこちら。
雪かきをしないと
ちなみに我が家は主人が車で出勤なので毎日雪かきをしますが、「今日は車使わないし、そのままにして置こう」と2日くらい放っておくと、こんな風になってしまうことも。
雪かきはサボれません💦
時々、雪と人間との根競べなんじゃないかと感じることがありますよ~。
街中の様子は
では、次に街中の様子を見てみましょう。
雪に埋もれつつあるバス停。
バス停の高さは2mくらいあります。
時刻表が半分雪で見れなくなってますが、そんなに本数が多いわけじゃないので皆さん覚えているんじゃないかなあ。困ったという話は聞きません。
ちなみに、場所によってはどこにバス停があったのか、まったく分からなくなっているところもあります。
そして、こちらは
間もなく信号まで隠れてしまいそうな交差点。
ここだけが特別なのではなく、街中の交差点がこんな状態です。
一時停止なんかが見えにくくなってて困ることも。
でも、ここは割とメインの道路なのできちんと道路幅が取れるように雪かきをされていて、状態は良い方です。
ちょっとわき道に入ると……。
この道路は、普段は車2台がすれ違える幅なんですが。。。
歩道も雪山の下になっているので、人も車も同じ場所を通ります。
とても危険です。お年寄りなんかは、後ろから車が来ていても気づかずにのんびり歩いてたり。
これは少し前の画像なので、現在はもう少し雪が増えています。
今年ビックリした風景
今年は豪雪地帯のこのあたりでも、ビックリするような積雪量のようで、いろいろと衝撃的なものが見られました。
先ほどのホワイトアウトもそのひとつ。
これでも写真に撮ったときに「あ、実際よりははっきり見える」と思ったくらい。
家を出たときは晴れていたのですが、途中でこんな状態になりました💦
ワイパー付近が白くなっていますが、これはフロントガラスが凍っているんです。
もちろん、エアコンはフロントガラスに向けてつけているんですが、それでもどんどん凍って行くんですよ……(゚Д゚;)!
私は冬の運転は絶対にしない!
と、固く心に誓いました。
物置の上の雪がすごいことに。
雪の厚さが分かりやすいようにと思い、手前に111㎝の雪かき棒を立ててみました。
最後はこちら。車の中に置きっぱなしにしてあるウエットティッシュです。
ガッチガチに凍ってました。
この日の最低気温はマイナス10度くらいじゃなかったかなと思うんですが、その数日前にマイナス20度くらいまで下がったので、そのときに凍ったのかもしれません。
アルコール入りのタイプなんですが、凍るものなんですねー。
一枚引き出して使おうとしたんですが、しっかりと固まっていて剥がせず。。。
端っこが破けてしまいました(^^;)
あとがき
いかがでしたでしょうか。北海道らしい美しい雪景色じゃなくてすみません。
でも、これが雪と闘うリアルな日常なんですよ。
毎朝、早い時間(もしくは夜中に)除雪車が来て除雪していってくれます。
あの音を聞くと、とても心強くて「ありがたいなあ」としみじみ感じます。
そう。除雪車は毎日フル稼働してくれているんですよ。
でも、とにかく毎日たっぷりと降るので、雪を道路脇に除けるのが精いっぱいで、その雪山を運び出す(=排出する)ところまでは、なかなか追い付かないようです。
お正月に晴れた日が2日間ほど続き、その間にメインの道路脇の雪が一旦排出されたのですが、また着々と増えています。
雪と人間のイタチごっこです。
雪国に住んでいる限り、逃れられないんでしょうね。
私も毎朝車の雪おろしを頑張っています。
これで、今日も体脂肪が少し減ったハズ……!と、思いながら。
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